帯状疱疹の強い味方、バルトレックス

帯状疱疹は身体に帯状に赤い発疹や水痘ができる病気です。強い痛みとかゆみが特徴で、長ければ完治までに1カ月もの期間が必要になります。この帯状発疹の原因となっているのがウイルスです。子どものころに水疱瘡にかかる人もたくさんいますが、この水疱瘡もウイルス感染によって引き起こされる病気で、症状が治まった後も原因となったウイルスは体内の神経節に残っています。ストレスや過労などの影響で身体の免疫力が低下すると、かつて水疱瘡を引き起こしたウイルスが再び活性化をはじめます。これが帯状疱疹の原因です。
帯状疱疹の治療に広く使われているのがバルトレックスです。バルトレックスはヘルペスウイルスが原因で起こる口唇ヘルペス、性器ヘルペスなどの治療に使われていますが、ウイルスの増殖を抑える効果が高く、水疱瘡や帯状疱疹の薬としても有名です。ただしこのバルトレックスにはウイルスの増殖を抑える力はあっても、ウイルスそのものを根絶させる能力はありません。したがってウイルスが大量に増殖してしまう前に服用を始めなければ、さしたる効果を期待することができないのです。症状がでてから3日もたてば、ウイルスは劇的に増えてしまうとされています。少なくともそれより前の早い段階で、このバルトレックスを服用し始めることが重要です。
通常、帯状疱疹の治療で用いられるバルトレックスは、1日3回、2錠ずつ服用することを求められます。基本的には毎食後の服用となります。安全性については問題ないとされている薬ですが、それでも頭痛や吐き気、下痢などの副作用がでることもあります。医師から指定された用法や用量をきちんと守って服用し、気になる副作用がでた場合は速やかに担当医に相談するようにしましょう。

体調が悪いときでもバルトレックスは大丈夫?

バルトレックスとは、ヘルペスのときに使う抗ウイルス剤です。1回2錠を7日間服用することが基本ですが、肝機能低下や免疫機能が落ちている人には、3日間までと決まっています。バルトレックスは強い薬ですので、肝臓への代謝負担軽減のためにおこないます。ですから体調が悪いというよりも、くだんのように肝臓に疾患があったり、免疫機能にかかわるリウマチなどの方には、できるだけ注意する必要があるのです。風邪やインフルエンザに罹っているときも同じ考え方です。
また疲れていたりして、免疫機能が落ちているときには、バルトレックは禁忌になっています。これも肝臓への負担を少なくするためです。強い薬であるからこそ、慎重にこの薬を投与する必要があります。
バルトレックスは高価なので、最近では効果がほぼ同じで、値段の安いジェネリックを使う患者さんが増えてきました。この薬のジェネリックは5種類ほどありますので、どのメーカーの薬を選ぶかは、薬剤師さんにおたずねください。ジェネリックにすると、半分近くの値段ですので、ジェネリックにしたほうが断然お得です。
バルトレックスは効果がありますが、一方で副作用発現頻度も高いです。一番多い副作用は、胃痛や下痢です。もし服用中にこれらの症状があらわれたら飲むを止めるべきです。止めるタイミングもありますので、医師や薬剤師にたずねてみましょう。ヘルペスで疼痛が激しかったりした場合には、服用を止めることができないこともありますので、自分勝手に中止するのは、望ましくないです。
体調不良の有無にかかわらず、まずは医師の指示通りしっかり服用することが先決です。早く治すことで、通常の日常生活に復帰しましょう。

バルトレックス服用時の飲酒について

バルトレックスは、一般的に服用時の飲酒は医薬効果に問題が無いとされていますが、バルトレックスの医薬効果が持続している間はこまめな水分補給を心掛ける必要があります。バルトレックスは、体内の水分量が少なくなると腎臓の細尿管内の医薬成分濃度が異常に上昇する事により、医薬成分が再結晶化し腎臓に蓄積され腎障害を引き起こす危険性があります。その為、バルトレックスの服用中の脱水症状には気を付ける必要があります。バルトレックスによる腎障害は、水分補給により体内の脱水状態が緩和され、腎臓の尿細管内の医薬成分濃度が下がり、再結晶化した医薬成分が溶かされれば腎障害の症状が改善し元に戻ります。しかし、アルコールは肝臓でアルコール脱水素酵素によりアセトアルデヒドに分解され、更にアセトアルデヒド脱水素酵素により無害な酢酸に分解され、水や二酸化炭素として排出されますが、アルコールの2段分解には大量の水を必要とし体内は水分不足となります。この為、アルコールを摂取すると汁物やラーメン、水などを水分不足の体が欲しがります。又、アルコールには、極力体内に水分を蓄え様と作用する抗利尿ホルモンの働きを抑制する効果があり、アルコール摂取時にはアルコールを摂取していない時の様に体内の老廃物や余分な水分を排泄しているだけでは無く、必要以上に水分を排泄し脱水症状を引き起こし易い状態になっています。特にビールは、含有されるカリウムが新陳代謝を活発にさせ、更に利尿作用を強くしより脱水状態を引き起こしやすくなっています。その為、バルトレックス服用時の飲酒は、腎障害の発症リスクを高める可能性があるので、飲酒量や飲酒自体を控えるべきです。